2021.09.28

展示の内容

この度Art Technologiesでは、「Crossing the Border」を開催します。継続的に行われる予定のこのプロジェクトでは、「境界線を超える」をキーワードに、多様な背景や特徴をもつアーティストたちが新作、旧作を展示いたします。

トリニダード・トバゴ出身のMarlon Griffithは、2010年に日本に移住して以来、テートモダンをはじめとして世界中でパフォーマンスやインスタレーションによる作品を発表しながら、一貫して和紙や書道の研究を続けてきた同氏は、新型コロナウィルスの影響で多くの芸術祭が延期となる中、約2年をかけて、故郷の中米や日本で触れてきた事象をテーマに、紙の上での実験的な作品を制作してきました。本展では、1つ1つ丁寧に取り組んできた、墨によるドローイングの新作55点を発表します。

Eiko Ishizawaは、19歳でアムステルダムに移住後、リートフェルド芸術デザイン大学で応用美術と工芸を学び、その後サンドバーグ大学院へ進学。ヨーロッパを中心に活動を続けています。本展では、2008年に制作し、世界で大きな話題を呼んだ「The Great Sleeping Bear」と、ギリシャで制作したプリント作品を日本初公開いたします。本作を生活環境や、動物、熊という存在に対するスタンスの違う日本で発表することで、境界とは何かを問いかけます。

ロンドン出身のRichardと、日本出身のMiyuによるユニット「Rich&Miyu」は、最新の技術を駆使した実験的なインタラクティブアートを制作し、現在は東京を拠点として世界各地で大きなプロジェクトに取り組んでいます。
本展では、LEDを使用した新作を発表し、アートとインタラクティブの境界を横断することに挑戦します。

アメリカ・バージニア州出身のアーティストktは、バージニア工科大学を卒業後2018年に日本に移住。今回は、現実とゲーム世界の境界が曖昧になることで生まれた代表作「Game」より、新作のセルフポートレートを展示します。


個展概要

タイトル:「Crossing the Border」
作家 :Marlon Griffith, Eiko Ishizawa, Rich & Miyu, kt
開催期間:2021年10月1日(金)- 10月22日(金)
開催時間:10:00-18:00 土日祝休
開催会場:ART TECHNOLOGIES 東京都中央区日本橋横山町4-10


作家プロフィール

MARLON GRIFFITH
トリニダード・トバゴのポート・オブ・スペイン出身のアーティスト。2004年以降カーニバルデザイナーとして、ビジュアルアートとパブリックパフォーマンスを融合させた作品を世界中の様々な国で発表している。2009年からは日本に在住し、様々な日本の文化を学び取り入れることで、強い独自性を持ったクオリティの高い作品を制作している。
サイモン・グッゲンハイム、テートモダン、2017年ベルリンビエンナーレなど国際的な展示多数。

EIKO ISHIZAWA
奈良生まれ、オランダのアムステルダム在住。文化と自然の関係における人間性や超自然的なものとの関係についての疑問に対峙する。彫刻、インスタレーション、コラージュ、テキスタイルを通して、視覚的なファンタジーと無意味なユーモアをもって鑑賞者にアプローチし、現実のより広い視野を再導入することを試みる。

RICH&MIYU
英語と日本語の両方でクリエイティブかつテクニカルなサービスを提供し、インタラクティブなデザイン、アート、リサーチの分野で活動している。 東京を拠点として国際的なプロジェクトに取り組んでいます。
ロンドンのサマセット・ハウス、ラウンドハウスやサイエンスミュージアム等での展示、NEoN Digital Arts Festival、Lumiere Festivalなどのイベント、大規模なプロジェクションマッピングを使ったプロモーションなど。

kt
ktはアメリカ人アーティスト。1996年バージニア州生まれ。バージニア工科大学でスタジオアート専攻を取得し、卒業後の2018年に日本に移住。2019年から個展やグループ展などに参加している。