2021.10.19



展示の内容

この度、Art Technologiesでは2021年10月29日(金)ー11月19日(金)まで、河本蓮大朗と高橋美衣によるグループ展「SOFT」を開催いたします。

河本は1991年神奈川県生まれ。自らを「染織家」と名乗ることもある河本が素材として扱うのは、シャツ、タオル、ストールなど、人に使われるために作られ、さまざまな人とともに場所と時間を過ごし、やがて捨てられていく古着や布です。

河本は、綿・麻・シルク・ナイロンなど、異なる素材を一本一本の糸に戻してから丁寧に機織り機で繋ぎ合わせます。その異なる素材同士で複雑に構成された素地に、綿密に計算された染織を施すことで、1つの絵画のような美しいマティエールを作り上げています。

使っていた人の記憶を想像し内包しながら、古着は河本の手によってそれぞれの素材が持つ生命力を発揮し、新しい作品へと生まれ変わります。

高橋は1994年北海道生まれ。横浜美術大学在学中から、日常の風景であったり空気といった、意識しなければ残らないものを繰り返し、ドローイング、ペインティングとして制作することで、無意識に作られたような形を作り出していきます。

頭の中で生まれた自由な形を立体化するために素地としてテラコッタやスタイロフォームを用い、特殊な仕上げで硬化することで、これまでに感じたことのない不思議な質感を持った彫刻作品が出来上がります。

本展のタイトル<SOFT>は、2者の作品に共通した、既成概念に囚われない自由な発想と、硬いようで柔らかい、不思議な色彩感と素材感を表現しながら、それらの作品がこの時代にアートとして成立している様々な要素への可能性を示唆しています。


SOFT

/sft | sft/[形](~・er, ~・est)

〈物が〉柔らかい, しなやかな, 柔軟な, 軟質の;感触のよい
(物が)柔らかくなる, (人が)やさしく[甘く, 弱腰に]なる.
〈接触・衝撃が〉軽い
〈音・口調・声が〉耳に快い, 穏やかな, ソフトな, 低い
〈光・色などが〉目にやさしい, 落ち着いた, 柔らかな
〈風・雨・海などが〉穏やかな, 静かな;〈気候・空気が〉穏やかでさわやかな
〈眠りが〉気持ちのよい
〈線・輪郭などが〉柔らかな, ぼんやりした
《写真》〈画像が〉軟調の;〈ピントなどが〉あまい.
〈人・心・態度・表情などが〉優しい;〈言葉・視線・笑みなどが〉あまったるい
〈話・ニュースが〉柔らかい, くだけた, 軽い.
〈罰・人などが〉(人・事に)甘い, 弱腰の, 軟弱な;〈人が〉言いなりになる, だまされやすい
〈人・体が〉軟弱な, なまった.
〈仕事が〉楽な, たやすい;〈生活などが〉楽な, 気楽な
〈酒が〉口当たりの柔らかい, 軽い;〈飲み物が〉アルコール分を含まない;〈洗剤が〉軟質の, 分解しやすい;《化学》〈水が〉軟水の(⇔hard)
〈通貨が〉軟貨の;紙幣の;(他の通貨と比べて)弱い.
〈市況が〉弱気の, 軟調の, 価格が下がり気味の;〈ローンが〉低利長期の.
〈有権者などが〉どの候補者に投票するか決めていない
〈はんだが〉溶けやすい;〈材料が〉帯磁しやすい.
〈攻撃目標が〉攻撃に対してもろい;〈ミサイル発射基地が〉非地下格納型の.
〈芸術作品が〉柔らかな素材を用いた;
《物理学》〈放射線の〉透過力が弱い
〈エネルギーなどが〉環境に優しい

ー参照 プログレッシブ英和中辞典(第4版)


河本は代表作である「WP」シリーズより、平面作品6点の新作を発表します。
高橋は、大作「Gradation Form(Y/P)」を含む新作4点を展示いたします。

個展概要

タイトル:「SOFT」
作家 :河本蓮大朗、高橋美衣
開催期間:2021年10月29日(金)- 11月19日(金)
開催時間:10:00-18:00 土日祝休
開催会場:ART TECHNOLOGIES 東京都中央区日本橋横山町4-10


作家プロフィール

河本蓮大朗



1991年神奈川県生まれ。2015年に横浜美術大学工芸領域テキスタイルデザインコースを卒業後、2017年に横浜美術大学彫刻コース研究生を修了。
織物の制作を中心に、染織独自の質感や色彩と、素材が持つ背景やストーリーを重要な要素とし、制作を続けています。


高橋美衣



1994年北海道生まれ。2017年に横浜美術大学工芸領域を卒業後、現在は鎌倉市を拠点に活動。日々何気なく描きためている落書きから着想を得て、ペインティングや立体作品の制作を行っています。抽象的なかたちで色鮮やかな作品は、テラコッタや樹脂がベース。その上をオリジナルの塗料で塗装し、グラデーションで仕上げています。

 

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