明（めい）／Light

KEISUKE HARUYAMA/ 春山 恵介

1984年生まれ。東京都出身。東京造形大学デザイン学科卒。

心に流れる感情の移ろいを【 風 】と題し、細密筆を使い絵画で表現し続けています。
春山の作品は『 目の前に広がる世界で、私に訪れる様々な出来事。その瞬間、心に色を持った風が流れる』と自身が語るようにその時々に感じる心象を風という抽象的なモチーフで表現しています。
細密筆で描かれる途方もない数の線が重なり時には攻撃的なうねり、そして時には穏やかな温かみを感じることのできる"風"となってキャンバス上に風を吹かせます。
鑑賞者が作品を鑑賞した時の感情と、それを描いた時の春山の心情が必ずしも一致するとは限りません。
春山の描いた冷たく荒々しい風が観る人によっては心地よい風に感じることもあり、それぞれの心のあり方の違いをこのシンプルなコンセプトの絵画によって体感することができます。